日工フォーラム
作業トレーサビリティシステム
鉄道車両や航空機、機械、プラント設備などの製造・保守作業現場では、ボルトの締め付け・トルク管理をはじめ、厳密な作業手順と記録管理が求められている。その一方で、それらの作業は人手に頼っているのが現状である。作業場所・締結部位の特定、作業証跡記録、作業方法の適正検証など、ヒューマンエラーが発生する可能性も高く課題も多い。
そういった現状を受けて、京都機械工具は、モノとヒトの作業をつなぐIoT環境の構築を目指す「次世代作業トレーサビリティシステム」の開発を本格化させた。製造現場における統合的作業管理のさらなる進展を見すえ、工具や測定機器、ウエアラブル端末と同システムを連携させることで、安全性の向上、コスト削減、作業品質の向上につながる。
具体的には、作業履歴を自動的に記録できるデジタル式トルクレンチ「デジラチェ [メモルク]」と、スマートグラスなどのウエアラブル端末をトレーサビリティシステムで連携。システム連携することで、トルク値の確認や作業完了状態の自動撮影、無線通信技術「RFID」による締結ボルトの自動認識などを実現する。
お問い合わせ
■ 京都機械工具
(京都府久御山町)
TEL:0774-46-3716