日工フォーラム
トルクセンサ
温度特性など既存製品の精度改善
「トルクセンサ T12HP」は、既存製品の精度を温度特性/非直線性/寄生応力の3項目にわたり大きく改善。100N・m~10kN・mの広い計測範囲で保証する。定格温度範囲内での使用における10Kあたりの温度影響は0.005%。ヒステリシスを含む非直線性は0.007%。また、寄生応力の影響(クロストーク)を低減する。
近年、設計の高度化によりテスト項目や時間は増加傾向にあり、段取りにかかる時間はできるだけ減らしたいというユーザーも少なくない。同製品は、こうしたニーズに応え、センサの切り換えなしに、1台で見たい範囲の信号を細密な生データとして取得できる。市場の同等品のように、アンプやソフトウエア側で計測データを後処理する必要がないため、演算や分析の精度も格段に向上。とくに計測範囲を変えてテストを行うギアボックス試験やブレーキテスト、また細密なデータ分析を要する効率/損失評価などでは、工数、精度の両面でメリットを生む。
公称(定格)回転速度は1万~1万8000rpm、広範な計測周波数範囲は6kHz(-3dB)。
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■ スペクトリスHBM事業部
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